iPhoneの歩数計アプリおすすめ
あなたのiPhoneは、今この瞬間も歩数を数えています。ポケットの中で、アプリをひとつも入れていなくても、何ひとつオンにしていなくても。ですから「歩数計アプリおすすめ」の話を正直に始めるなら、出発点はここです——そもそも、入れなくてもいいかもしれません。
歩数計アプリが本当に提供しているのは、計測ではありません。見せ方です。ロックを解除せずに読めるウィジェット、ひと目で意味がわかる履歴、解釈できる週平均。そして人によっては、そもそもその数字を気にかける理由そのものです。
週に一度、なんとなく気になって歩数を確かめる程度なら、「ヘルスケア」アプリを開いて「歩数」をよく使う項目に追加して、この記事はここで閉じて大丈夫です。それで完了です。以下は、歩数のデータを標準アプリよりも「もっと見やすく」「もっと整理して」「もっとやる気の出る形で」持ちたい人のための話です。
最初にひとつだけ線を引かせてください。どのページを読むべきかが、これで決まります。この記事が扱うのは実用ツールとしての歩数計——数えて表示することが仕事のアプリです。娯楽が仕事のアプリはまったく別のカテゴリで、得られるものと引き換えになるものも違うため、iPhoneで遊べるウォーキングゲームおすすめで別途紹介しています。両方のリストに載っているアプリはちょうど1本だけ、私たち自身のアプリです。そこに来たら、はっきりお伝えします。
iPhoneには最初から万歩計が入っています
そうなんです。iPhoneには万歩計が内蔵されていて、しかも多くの人が思っているより優秀です。チップの中の専用の省電力モーションセンサーが、アプリを開いているかどうかに関係なく、バックグラウンドで歩数を数え続けています。探すべき設定スイッチも、開始ボタンもありません。その端末を2年使っているなら、ほぼ間違いなく2年分の歩数履歴がすでにそこにあります。
データの場所:ヘルスケアを開いて、ブラウズ→アクティビティ→歩数。日/週/月/6か月/年を切り替えれば、日単位・週単位・月単位・年単位の表示になります。週や月のグラフに出るのは1日あたりの平均で、これは今日の歩数よりずっと役に立つ数字です。のんびり過ごした日曜日1日からは何もわかりませんが、4週間の平均はすべてを語ってくれます。
「歩数」の画面でよく使う項目に追加をタップすると、「ヘルスケア」の「サマリー」タブのいちばん上に移動して、アプリを開いた瞬間に目に入るようになります。
ヘルスケアのウィジェットを置くには:ホーム画面の何もないところを長押しして、隅の+をタップ、ヘルスケアを検索してサイズを選びます。ただし、Appleのウィジェットはハイライトや傾向を見せることに寄っていて、大きな数字でその日の歩数を出すタイプではありません。じつはこれこそが、人々が「歩数計 ウィジェット」を求めてサードパーティ製のアプリを探しに行く、いちばん大きな理由です。
これらはすべてGPSではなくモーションセンサーで動いているので、バッテリーの消費はごくわずかです。この点は歩数計はバッテリーを消耗する?できちんと掘り下げています。
知っておく価値のある歩数計アプリ
| アプリ | 向いている用途 | ウィジェット | 課金 | 性格 |
|---|---|---|---|---|
| ヘルスケア | 必要なものがすでに全部そろっている | あり(ハイライト型) | なし | 中立・実務的 |
| Pedometer++ | ホーム画面にすっきりした数字を | あり | 無料+任意の有料プラン | ミニマル・無駄なし |
| StepsApp | 読みやすいグラフと履歴 | あり | 無料+任意の有料プラン | カラフル・グラフ重視 |
| Pacer | チャレンジや、誰かと一緒に歩く | あり | 無料+プレミアムプラン | ソーシャル・多機能 |
| Pixel Islands (私たちのアプリ) | 歩数を「ごほうび」に変える | あり | 無料+任意のプレミアム | ほっこり・ゲーム的 |
ヘルスケア — すでに持っている一本
無料で、最初から入っていて、このリストの他のすべてのアプリが読みに行く「原本」です。歩数の履歴は欠けがなく、課金を迫ってくることもなく、今日のあなたが十分歩いたかどうかについて意見を持ちません。
向いているのは、データだけあればいいという人。そして、いつのまにか毎日の小言に変わっていくフィットネスアプリに懲りた人。向いていないのは、ホーム画面にひと目でわかる大きな数字がほしい人、目標を自分で設定したい人、前に進んでいる感覚がほしい人です。ヘルスケアはダッシュボードではなく、書類棚なのです。
Pedometer++ — ミニマル派の定番
長く親しまれている、あえて小さく作られたiPhone向けの歩数計アプリ。「歩数をはっきり見せて、あとは邪魔をしない」という一点に絞られています。ウィジェットとApple Watchのコンプリケーションのアプリとして、iOSで長年高い評価を得てきました。まさにAppleのヘルスケアのウィジェットが空けている穴を埋める存在です。
向いているのは、すでに手元にあるデータを、もっと気持ちよく見せてくれる無料の歩数計がほしい人。向いていないのは、チャレンジやソーシャル機能、こまかい分析を求める人です——その潔さこそが、このアプリの本質だからです。基本は無料で任意の有料プランがあります。現在何が含まれるかはApp Storeで確認してください。
StepsApp — グラフで見る一本
視覚的な履歴を軸に作られた歩数計アプリ。日・週・月の歩数グラフはスクロールしていて素直に気持ちがよく、目標設定やウィジェットも備えています。今日の数字だけでなく「ひと月の形」を眺めたいタイプなら、これがしっくりくるはずです。
向いているのは、折れ線が伸びていくのを見るとやる気が出る人、ヘルスケアより視覚的なフィードバックがほしい人。向いていないのはミニマル派、そして有料プランの存在が視界に入ること自体を避けたい人です。このカテゴリの多くと同じく無料で始められて任意のアップグレードがあり、こまかい内容はバージョンによって変わります。
Pacer — みんなで歩く一本
ここで紹介する中でいちばん大きく、機能の詰まったアプリ。歩数の記録に加えて、グループチャレンジ、チーム、ウォーキングプラン、ルート記録、コミュニティ機能まで揃っています。歩数計というより、フィットネスのプラットフォームに近い存在です。
向いているのは、誰かと一緒のほうがよく歩ける人。職場の歩数チャレンジ、家族のグループ、ちょっとしたランキングのプレッシャー。向いていないのは、静かなものがほしい人です。ルート機能やソーシャル機能が本当にそれを必要とするぶん、このリストの中では求める権限も、奪う注意も、いちばん多くなりがちです。無料プランとプレミアムのサブスクリプションがあります。申し込む前に現在の料金を確認してください。
Pixel Islands — 歩数が何かを形づくる (私たちのアプリです)
先にはっきり書いておきます。これは私たちが作っているアプリなので、そのつもりで読んでください。Pixel Islandsはヘルスケアから毎日の歩数を読み取り、その歩数でドット絵の島を8つのステージにわたって育てます。むき出しの岩から、最初の草、小川、家々——そして小さな世界へ。ひとつの島が完成したら、次のテーマを選びます。ホーム画面ウィジェットがあり、GPSは使わず、途切れて困る連続記録もありません。
向いているのは、数字だけでは自分が動かないと知っている人。「達成すべきもの」より「眺めたいもの」がほしい人です。向いていないのは、詳しい分析や距離・ペースの内訳、記録としての精緻な履歴がほしい人。そこは意図的に目指していないので、ヘルスケアやStepsAppのほうが役に立ちます。無料で、任意のプレミアム解放があります。
良い歩数計アプリを決める5つの条件
大事な順に5つ。このページで1セクションだけ読むなら、ここにしてください。
- 自前で数えず、ヘルスケアから読み取っていること。ヘルスケアのデータを使うアプリは、初日からあなたの全履歴を引き継ぎ、端末の他のすべてのアプリと数字が一致します。独立して数えるアプリはゼロから始まり、その後ずっと静かにヘルスケアの合計とずれ続けます。
- アプリを開かずに済むだけの、良いウィジェットがあること。わざわざ起動しないと見られない歩数計は、3回見て忘れられる歩数計です。ホーム画面のウィジェットこそが実質の製品で、その裏のアプリはほとんど設定画面にすぎません。
- 「常に許可」の位置情報を求めてこないこと。歩数のカウントはGPSではなく加速度センサーで行われます。バックグラウンドの位置情報を要求してくる歩数計アプリは、歩数を数える以外の何かをしているということで、その説明があってしかるべきです。
- 料金が正直で、読めばわかること。ちゃんと使える無料プラン、はっきり説明された有料プラン、そしてアップグレード画面にカウントダウンタイマーや嘘の割引がないこと。10秒で「何にお金を払うのか」がわからなければ、それが答えです。
- 責めるのではなく、後押ししてくれること。あなたにとって最良の歩数計は、3か月後もまだ端末に残っている一本です。そして罪悪感の仕掛け——途切れた連続記録、赤いリング、「目標を達成できませんでした」のポップアップ——は、2週目に削除されるかどうかの、もっとも当てになる予測材料です。
歩数に、何かをしてほしいなら
多くの人にとって、歩数計アプリが続かない理由はアプリの出来ではありません。数字は、どんなに上手に見せられても、ごほうびではないからです。「7,412」が「7,908」に変わるのを見ても、何も感じられません。
ここに「歩数計 ゲーム」の存在意義があります。歩数はあくまで入力で、ごほうびのほうは実際に眺められる何かになっているカテゴリです。Pixel Islandsをこの形で作ったのも、そのため。あなたの歩数が島を8つのステージにわたって育て、ヘルスケアから読み取るのでApple Watchの歩数もカウントされ、GPSも位置情報の許可も使わず、ウィジェットで島がホーム画面に住みつきます。連続記録も「失敗」の状態もありません。歩けなかった週は島の成長がゆっくりになるだけで、罰として進捗がリセットされることは決してないのです。
これはいくつかあるアプローチのひとつ。いきもの集め、オーディオスリラー、宇宙の放置ゲームなど、ジャンル全体を知りたい方はまるごと別のガイドをどうぞ:iPhoneで遊べるウォーキングゲームおすすめ。
精度:どこまで期待していいか
「iPhoneでいちばん正確な歩数計」を名乗るべきアプリは、ひとつもありません。このプラットフォームでは、アプリが変数になることはめったにないからです。ここで紹介したほぼすべての歩数計が、同じ仕組みを通して同じモーションデータを読んでいます。数字を実際に左右するのは、端末がどこにあるかです。
ポケットのiPhoneは、ふつうに歩いているぶんには信頼できますが、腰は動いているのに端末が一緒に移動しないときは取りこぼします。ベビーカーやカートを押しているとき、買い物袋を持っているとき、机に置いたままオフィスを一周したとき。
手首のウォッチは、ちょっとした動きまで拾い、iPhoneを置いて出た移動も記録できる一方で、歩行ではない腕の動きを多めに数えることもあります。どちらかが「正しい」わけではなく、少しずつ違うものを測っているのです。
同じ日でも2つのアプリの合計が食い違うのは、これが理由でもあります。片方がヘルスケアを読み、もう片方がバックグラウンドで独自に数えていれば、数字はずれていきます。しかもバックグラウンドで停止させられたアプリは、単純に歩数を取りこぼします。
ヘルスケアは、iPhoneとウォッチの重なりを重複排除で処理します。両方が同じ時間帯を記録していた場合、合算せずにどちらかのソースを選ぶので、1日の合計は2台の足し算にはなりません。行儀の良いアプリは、その仕組みをそのまま引き継ぎます。もし数字がおかしいのが端末間に限った話なら、たいていは精度ではなく同期の問題です。Apple Watchの歩数が同期されないときをご覧ください。
どう選ぶか
- ときどき数字が見られればいい。ヘルスケア。何もインストールしないでください。
- ホーム画面にすっきりした歩数を置きたい。Pedometer++。
- 傾向と履歴をきちんと見たい。StepsApp。
- 誰かが関わると歩く量が増える。Pacer。
- 数字そのものにやる気が出たことがない。Pixel Islands、あるいはウォーキングゲームのガイドから一本。
どれを選ぶにしても、3月になってもまだ開いている一本を選んでください。目標を決める前に知っておくと役立つのは、恩恵の大部分があの有名なキリのいい数字よりずっと手前で得られるということ。それは1日に本当に必要な歩数はどれくらい?で扱っています。